06/01 関西BLOCK at 大阪 CLAPPER

関西予選レポート

関西は大阪、日本で一番個性と自由が認められる街。強烈な色彩を放つキャラクター達が織り成すドラマに、今年一番の強烈な高揚感が訪れた。今年の関西にアゲられた!!!

まずは予選から。出場者は14名、ここから決勝への階段を昇ったのは8名。まずは、若干17歳初参戦にして決勝へと滑り込んだ大器FUMMY、そして影響を受けたアーティストは「長渕剛」と語る10の名前を持つ男 ダブル、右上がりの展開の構成力に抜群の才能を見せる福岡のDJCHOO、ダンス・ラップをもこなすMr.HIPHOP・TOBACCO、抜群のスマイルとUPテンポのビートで魅了した九州のNB、化けに化けたヴァイブスを会場に食らわせたDJ武藤、そして昨年はMADE IN JAPANがテーマのクラシックネタでブッちぎりにロックしたDOM-AUTO。会場が一体化した心躍る予選は、以上の面子が決勝へと駒を進めた。

迎えた決勝。みんなキャラが違う。自分を出し切る人間を見るのは、観客としてなんと気持ち良いことか!!全員のコメントを入れたいが、ここは上位3名に絞ろう。まずは関西を代表するターンテーブリストDJ Zoe。まさに360°DJ Zoeスタイル、魅せる、魅了する!昨年DMCで沈没したロッキーネタを再現、トリックの合間に華麗という言葉が一番似合うパフォーム、彼はヒップホップのエンターテイメント性が日本で一番似合う男だ。

続いては広島に移住し、関西からのエントリーとなった実力派DOM-AUTO。エレクトロの心地よいシンセメロディーなブレイクスのジャグから、ジャジーブレイクスのビートを次々と展開させていくスキル+クリエイティビティあふれたルーティンを披露。終了のコールが叫ばれたのと同時に会場から大歓声を導きだす。

結果発表

つづいては、はぐれメタル1撃で倒せるようになりました、そんな進化を見せたのがDJ武藤。完全新勢力がこの日見せたジャグネタはクラシック。自らI'm NO.1!を連呼するルーティンから、メロディを巧みに組み替えていく作曲センス、最後まで俺が一番なんだと訴え続けたヒップホップ野郎具合といい、お見事だった。作りこまれたネタというのは凄い。まさにドラマ。そして、導きだされた結果は…。優勝DOM-AUTO、準優勝 DJ 武藤、3位はDJ Zoeとなった。優勝・準優勝との差はたった1ポイント。予選でちぎったDOM-AUTO、決勝で魅せた武藤、この2人に関しての決着も JAPAN FINALで見せてもらいたい!

関西Champion DJ DOM-AUTO 関西 2nd DJ 武藤
関西予選順位
順位 エントリー名 ポイント
1位DOM-AUTO22pt
2位DJ 武藤21pt
3位DJ Zoe16pt
4位DJ NB11pt
5位DJ Choo3pt

dj DOM-AUTO (28) 和音専門のサウンド・シェフ

一言:「めいいっぱい楽しみます!」

“MADE IN JAPAN”をコンセプトに、日本人の心を揺さぶる実力派。過去のトラウマをはねのけ、シングル部門で初のファイナル進出を決めた。クラシックな鉄板ネタを引っさげ、チャレンジャーとして大会を掻き回す。素材の産地に偽装無し、純国産ネタで仕上げるシェフの手さばきは必見!

昨年の東海予選、全て日本語ネタを使い、強力なテクニックと、遊び心あふれるクリエイティビティで予選を圧勝。誰もが東海の代表は決まりだと確信していた。しかしその姿は、ファイナルのステージ上には無かった。

「予選を終わった段階で、優勝への確信があった。自分のミスですね、、、、前のネタであせってしまって、、、、くやしかったです。プレイが終わって、ジャッジを待たずに会場をすぐ離れてしまいました」

広島生まれ、大学時代で過ごした岡山で人生を決める仲間達と出会う。

「大学の友達がバトルDJで、それがきっかけでしたね。それから楽器店でDJ TERUのレッスンがあって、8ヶ月くらい通ってたかな。それと、岡山をひっぱるMC YOUTHの存在もでかかったです。みんなでレコード作ろうとは言ってますけど、今大会には間に合わないかも」

徹底的にこだわる純国産サウンド。その思いは人一倍強い。

「日本人ばっかり聞いてます。MADE IN JAPANの音で、オールジャンルのクラブサウンド、それを自分のスタイルにしたい」

夢は? の問いに、口にする事で自分の思いを再確認する様に語ってくれた。

「日本のクラブサウンドは世界レベルだと思うんです、だからそれを世界の人に届ける役割をしたい。もっとオリコンとかのメジャーチャートにも入るようになって欲しいし、日本の音のカッコ良さを発信したいです、、、、そう、それが最終的な夢ですね」

  • 2007 DMC Tokai Regional 2nd
  • 2006 DMC Kanto Regional 3rd
  • 2003 Extravaganza 西日本 3位

DJ 武藤 (24) 浪速の怪童

一言:「楽しくMAKE MUSICします」

産まれも育ちも天王寺、生粋の大阪っ子が決めた初のファイナル進出。 肝っ玉すわったB-BOYっぷり、圧倒的進化を遂げたジャグリング、そしてヒップホップ一筋を貫く信念。大柄な体から溢れるヴァイブスが放たれれば、予想を覆す台風の目となるはず。やれんのか!

17歳でジャパニーズヒップホップ熱に浮かされ、始めたDJイング。あるバトルDJとの出会いがきっかけでこの世界に足を踏み入れた。

「クラブプレイの幅とか広がるし、スクラッチとかもっとうまなりたいな〜と思ってスクールに行ったら、おったのがTAIJI君だった。それで、DJ'sのボスに来年DMC出え〜や〜って言われて(笑)」

地方予選を終え、ファイナルの為に、今何の練習をしているか聞いてみた。

「今は反復練習と、あと新しいネタを作ろうとしてます。予選でやったネタは組み替えるつもりで。まだ全然出来てないですけどね(笑)」

電話で話していても、底抜けに明るく、笑いが常に絶えない。

「ミックステープ作ってるんですけど、メインストリームのNYサウンドが大好きっすね。街が好きなんですよ、大都会で楽しかった! 黒人5人に拳銃つきつけられて、旅の費用を全部カツアゲされましたけどね〜(爆)」

関西はどうして、こうも愛すべきアホが次々と産まれるんだろう?!だが、オリジナルを作る気は無かったかの問いには、真面目な声で答える。

「あ~、、、元々ある曲をやっぱ違う曲にするってのがテーマやったから、今回はそこに頼る気は無かったっすね。言うたら、曲のパーツ・パーツを生でサンプリングって言うノリで“MAKE MUSIC”したいんです」

最後に夢は?と聞くと、やっぱりオチがあった。

「金持ち(笑)」

  • 2007 Extravaganza Champ
  • 2006 DMC Kansai Regional 3rd

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